会社に行きたくない朝が増えてきたけれど、
現実的にはまだ辞められない。
そんな“宙ぶらりん”の状態で生きている人へ
私は、ブラック企業→うつ→派遣→正社員→リストラと、
会社に振り回され続けてきました。
それでも今は、会社員のまま心だけは自由に生きています。
ここでは、
「辞められないけど、これ以上消耗したくない」
そんな人のための、静かな働き方の工夫をまとめています。

~会社員のまま自由になる術 / お金の整理 / 年末の棚卸し~
年末が近づくと、どうしてでしょうね。
財布の中身でも、通帳の数字でもなく、
「今年のお金との向き合い方」がふっと頭をよぎる瞬間があります。
この記事では、50代会社員の私が毎年そっと続けている、「来年の自分が泣いて喜ぶお金の棚卸し」5ステップをまとめました。
目次
はじめに:年末の棚卸しで来年の自分を助ける
年末が近づくと、どうしてでしょうね。
財布の中身でも、通帳の数字でもなく、
「今年のお金との向き合い方」がふっと頭をよぎる瞬間があります。
あなたにもありませんか?
「思ったより貯まらなかったな...」
「なんでこんなに医療費がかさんだんだろう...」
そんな小さなため息が、気づかないうちに積もっていること
でも同時に、
「今年もなんとかやってきたな」
「よく頑張ったよ、自分」
そんな静かな感情も、確かにそこにある。
ただ、年末になると、
“ちゃんと見直さなきゃいけない気がする”
そんな焦りのようなざわつきも、胸の奥に残るんですよね。
でもね──
お金の見直しって、そんなに気負わなくていいんです。
今日は、
「来年の自分が泣いて喜ぶくらい、そっと背中を押してくれる棚卸し」
そのやり方を、そっと置いていこうと思います。
お金の棚卸し 6ステップ
ステップ1:まずは、今年のお金との向き合い方を振り返る
年末になると、どうしても“反省会”みたいになりがちですよね。
でも、ここでは反省はしません。
- 思ったより使ってしまった月があった
- 予想外の出費が続いた
- 計画どおりにいかなかった
そんなこと、誰にだってあります。
50代になると、
「うまくいかない年もある」
その事実を、少しずつ受け入れられるようになってきます。
だからまずは、
ただ眺めるだけ。責めない。比べない。
それだけで十分なんです。
棚卸しの前に、
心を整えるための“静かな準備”だと思ってください。
ステップ2:医療費をまとめて、今年の自分をねぎらう
50代になると、医療費って気づかないうちに積み上がります。
病院に行く回数も、薬をもらう頻度も、少しずつ増えていく。
レシートを集めるだけでもいいんです。
それだけで、
「ああ、今年もいろいろあったな...」
と、自分を労うきっかけになります。
医療費控除の話もありますが、
ここでは“お得情報”としてではなく、
「よく頑張った一年だったね」
と、自分に言ってあげるための作業として扱ってください。
数字の圧より、安心感を優先して
ステップ3:ふるさと納税は、無理のない範囲で整える
年末になると、ふるさと納税の広告が一気に増えますよね。
でも、焦る必要はありません。
- 決済が年内に終わればOK
- 返礼品は“自分が本当に使うもの”だけでいい
- 深夜ギリギリの駆け込みはしなくていい
私は毎年、「普段は買わないお肉」と「日用品」だけにしています。
派手さはないけれど、生活が少し楽になるんです。
ふるさと納税は、
“やらなきゃいけないもの”ではなく、
“知っておくと楽になるもの”
そのくらいの温度で十分です。
ステップ4:投資の“損出し”は、できる範囲で整理する
損出しという言葉を聞くと、
「ちゃんとやらなきゃ」と思う人もいるかもしれません。
でも、50代の資産管理は“守り”が中心です。
無理に売買する必要はありません。
- できる人だけ
- 余裕がある人だけ
- 気持ちが落ち着いているときだけ
そのくらいの距離感でいいんです。
投資は、
“やらなきゃいけない作業”ではなく、
“未来の自分を少しだけ助ける選択肢”
その程度に捉えておくと、心が軽くなります。
ステップ5:NISAやiDeCoは“長い目”で見てあげる
NISAもiDeCoも、
「こうすべき」という正解はありません。
私は、
“70歳まで触らない”
という方針をひとつの考え方として持っていますが、
それが誰にでも合うわけではありません。
- 家族構成
- 収入
- 健康
- 働き方
人によって状況はまったく違います。
だからこそ、
「こういう考え方もあるよ」
という余白を残しておきたいんです。
読者のあなたが、
自分に合う距離感で選べるように
ステップ6:最後に、家族が困らないように“1枚だけ”まとめておく
50代になると、
“もしも”を考える場面が増えてきます。
でも、重く考える必要はありません。
- 銀行口座
- 保険
- 証券口座
- 連絡先
これらを 1枚にまとめるだけ で十分です。
完璧じゃなくていい。
ざっくりでいい。
それだけで、家族の安心につながります。
そして何より、
自分自身の心が少し軽くなるんです。
まとめ:小さな棚卸しが、来年の自分を助けてくれる
今日の6ステップを、そっと振り返ると──
- 今年のお金との向き合い方を振り返る
- 医療費をまとめて、自分をねぎらう
- ふるさと納税は無理のない範囲で整える
- 投資の損出しは、できる範囲で整理する
- NISAやiDeCoは“長い目”で見てあげる
- 家族のために“1枚だけ”まとめておく
どれも、無理をしなくていいものばかりです。
年末の棚卸しは、
“完璧な自分になるため”ではなく、
“来年の自分を少しだけ楽にするため” のもの。
あなたのペースで、できるところから...
それだけで十分なんです。
もし、今のあなたにそっと寄り添う話が必要なら、こちらも置いておきます。