2025年1月から、毎月の運用実績を淡々と記録しています。
勝った月も、負けた月も、全部そのまま載せています。
51歳会社員が、給与超えまで積み上げてきた数字の軌跡。
「資産形成のリアル」を知りたい人のための月次レポートです。

目次
はじめに
7月は、夏の賞与が入る特別な月でした。
給与と賞与がそろうことで、1年の中でも収入が大きく動く時期です。
けれど、その一方で、 運用益は思うように伸びず、 数字の上では「完敗」と言わざるを得ない月でした...
未来の自分が、静かに振り返るための記録として、 そっと残しておきます。
今月の数字
- 給与(額面): ¥698,460(1.3%昇給)
- 賞与(額面): ¥694,607
- 給与+賞与合計: ¥1,384,067
- 運用益: ¥455,677
- 給与+賞与比: 約33%
数字だけを見ると、 「賞与月なのに、運用益がまったく追いついていない」 そんな現実が、静かに胸に落ちてきました。 でも、心のどこかでは、 「こういう月もある」 そんな諦観にも似た感覚が、ゆっくりと広がっていました。
【7月単月】

【7月までの累積】

今月の振り返り
7月の世界経済は、 「不確実性の中で粘る」という言葉が似合う月でした。
- 日本:賃上げが中小・地方へ広がる
- 日本:景気は弱含みだが持ちこたえ、物価は2.5〜3%台
- IMF:世界成長率を3.0%へ上方修正
- 米国:景気減速もリセッション回避
- 世界:成長は依然低迷(2.4%)
- インド:7〜8%の高成長
関税ショックの余波が残る ニュースを追うほど、 「まだ会社を辞めるには早いな」という思いが、静かに胸に浮かびました。
運用益が給与にも賞与にも届かなくても、 それが“生活の安定”を揺るがすわけではありません。
むしろ、揺れが大きい時期ほど、 会社員という基盤のありがたさを深く感じます。
この安定があるからこそ、 私は冷静に判断を続けられるのだと思います。
資産配分の変化
個別株の動き
賞与と先月の利益を使い、 高配当株を少し買い増しました。
高配当株は、企業の安定性が前提ですが、 定期的な収入が見込めるため、 リタイア後の支えとして心強い存在です。
FX自動売買
先月開始した松井証券のFX自動売買ですが、証拠金を追加し、運用を少し広げました。
通貨ペアは、 AUD/JPY、USD/JPY、EUR/USD、AUD/NZD、EUR/GBP に加え、 EUR/JPY を追加。
大きく動かすのではなく、 少額で淡々と続ける姿勢を大切にしています。

今月の学び
浮かれないこと
運用益が大きく出た月ほど、 「市場が良かっただけ」 そう思うようにしています。
今月は逆に運用益が伸びませんでしたが、 その理由もまた、 「市場がそういう流れだっただけ」
自分の実力と偶然を分けて考えることで、 次の判断がぶれなくなります。
動かさないという選択
賞与月はつい動きたくなりますが、 現金比率を保つことも、大切な選択です。
「動かすこと」よりも「動かさないこと」が、 安心につながる場面もあります。
揺れの中で立ち止まる力
世界の不安定さを前にして、 「今はまだ辞めない」 そう思い直す時間がありました。
この揺れを無視せず、 立ち止まって考えることが、 50代の資産形成には必要だと感じています。
まとめ
7月は、賞与月でありながら、 運用益は ¥455,677(給与+賞与比 32.9%) と完敗でした。
けれど、私が本当に大切にしたいのは、 数字ではなく、 “淡々と続ける姿勢”です。
- 無理をしない
- 焦らない
- 生活を壊さない
- 長期で見立てる
この積み重ねが、 静かな自由につながっていくと信じています。
来月も、淡々と記録していきます。
揺れの中でも、静かに歩みを続けていきたいと思います。
■ 年次成績(2015–2024)
長い時間をかけて、少しずつ積み上げてきた記録です。
数字だけでは見えない揺れや迷いも含めて、静かに残しておきます。

前月:【運用実績】2025年5月|利益確定と守りの選択
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