2025年1月から、毎月の運用実績を淡々と記録しています。
勝った月も、負けた月も、全部そのまま載せています。
51歳会社員が、給与超えまで積み上げてきた数字の軌跡。
「資産形成のリアル」を知りたい人のための月次レポートです。

目次
はじめに
6月は、市場の追い風が重なり、結果として、大きな数字になりました。
けれど、それは派手さではなく、淡々と続けてきた積み重ねの延長にすぎません。
未来の自分が、静かに振り返るための記録として、そっと残しておきます。
今月の数字
- 給与(額面):¥689,460
- 運用益: ¥1,325,920
- 給与比: 約192%
数字だけを見ると、確かに大きく見えます。
でも、心の中では、「たまたま良い月だったな」
そんな感覚が、静かに広がっていました。
【6月単月】

【6月までの累積】

今月の振り返り
6月は、世界経済の不安が、再び強まった月でした。
- 世界成長率の下方修正
- 米国の関税政策の揺れ
- 中東情勢の緊張
- 防衛費増加による財政圧迫
- 原油価格の上昇
ニュースを追うほど、「まだ会社を辞めるには早いな」
そんな思いが、静かに胸に浮かびました。
運用益が給与を超えたとしても、
それが“生活の安定”を保証するわけではありません。
むしろ、揺れが大きい時期ほど、会社員という基盤のありがたさを深く感じます。
この安定があるからこそ、私は冷静に判断を続けられるのだと思います。
資産配分の変化
配当金の入金
今月は、3月決算の会社から通常より多くの配当金が届きました。
高配当株への投資は、会社の経営状態が安定していることが前提ですが、定期的な収入が見込めるため、リタイア後も頼りになる存在です。
松井証券でFX自動売買を開始
休眠中だった松井証券の口座を復活させ、FX自動売買に挑戦することにしました。
自動売買には、不安もあったのですが、1通貨単位から運用できることもあり、少額から試してみようと思います。
手法は今までと同じグリッドトレードのままなのですが、AUD/JPY, USD/JPY, EUR/USD, AUD/NZD, EUR/GBPに分散してみました。

今月の学び
運用益が大きく出た月ほど、
「浮かれないように、市場が良かっただけ」
だと思います。
特に今月は、配当金が多く入金されただけで、自分が特別うまくやれたわけではありません。
そう思うことで、次の判断が、ぶれなくなります。
そして、世界の不安定さを見るたびに、
「まだ辞められないな」
と、静かに思い直す。
この揺れもまた、50代の資産形成の一部なのだと感じています。
数字の裏にある偶然と必然
運用益が出たときこそ、「なぜこの結果になったのか」を丁寧に分けて考える。
偶然の追い風に乗った部分と積み重ねによって得られた部分
それを見極めることで、次の判断がぶれなくなる。
動かさないという選択
利益をすぐに動かすのではなく、現金比率を保ち、静かに様子を見る。
「動かすこと」よりも「動かさないこと」が、安心につながる場面もある。
揺れの中で立ち止まる力
世界の不安定さを前にして、「今はまだ辞めない」と思い直す時間があった。
その揺れを無視せず、立ち止まって考えることが、50代の資産形成には必要だと感じた。
まとめ
6月は、配当金のおかげで大きな運用益になりました。
けれど、私が本当に大切にしたいのは、数字ではなく、
“淡々と続ける姿勢”です。
- 無理をしない
- 焦らない
- 生活を壊さない
- 長期で見立てる
この積み重ねが、静かな自由につながっていくと、信じています。
来月も、淡々と記録していきます。
揺れの中でも、静かに歩みを続けていきたいと思います。
■ 年次成績(2015–2024)
長い時間をかけて、少しずつ積み上げてきた記録です。
数字だけでは見えない揺れや迷いも含めて、静かに残しておきます。
