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資産運用で疑うべき“常識”まとめ──判断を誤らないための静かな視点

投資歴30年。
給与より運用益が多い月もあれば、
胃が痛くなるほど負けた月もあります。

SNSでよく見る“キラキラ投資家”とは違い、
私はただの会社員です。

ここでは、成功も失敗も、
メンタルの揺れも、
税金で泣いた話も含めて、
運用益のリアルをそのまま公開しています。

「会社に依存しないための現実的な選択肢」
として読んでください。


投資の世界には、長年語られてきた“常識”があります。

  • インデックスは安全
  • アクティブは危険
  • コストがすべて
  • 預金はインフレに負ける

SNSや書籍でも繰り返される言葉ですが、
その多くは 古い環境で生まれた知識 だったり、
データで裏付けられていない解釈 だったりします。

常識をそのまま信じると、
判断を誤ることもあります。

今日は、特に誤解されやすい
「インデックス」「アクティブ」「投資信託選び」「運用資産」
の4つを取り上げ、
“疑う視点”を静かに整理してみます。


目次

初心者が誤解しやすい“投資神話”

投資の世界には、一見もっともらしい“神話”がいくつもあります。
その背景には、

  • 過去の市場環境
  • SNSの断片的な情報
  • 書籍の単純化された説明

こうした“情報の偏り”が存在します。

ここでは、特に初心者がつまずきやすい神話を整理します。

神話①:インデックスは絶対に勝てる

インデックスは強力ですが、
市場全体が下がれば普通に下がります。
「絶対」は存在しません。

神話②:アクティブは全部ダメ

実際には、
特定の環境で強いアクティブ は確かに存在します。
“全部ダメ”という理解は極端です。

神話③:コストが低ければ勝てる

コストは大切ですが、
指数や戦略の違いのほうがリターンに影響します。

神話④:預金は悪、投資は善

預金は安全資産としての役割があり、
日本の長期デフレ期では
預金が資産を守った時期も長くありました。

神話⑤:株式は初心者には危険

短期は不安定でも、
長期では最も安定したリターンを生みやすい資産 です。

こうした“神話”を一度疑うだけで、
投資の視野は大きく広がります。


インデックスファンドの常識を疑う

● 常識①:インデックスはどれも同じ → 実は違う

インデックス投資では「コストが低いほど良い」と語られますが、
最終リターンを決めるのは指数そのもの です。

  • TOPIX
  • 日経225
  • S&P500
  • NASDAQ100

構成銘柄も性質も異なり、
長期リターンも大きく変わります。

インデックス選びは“銘柄選び”と同じくらい重要。

● 常識②:インデックスは安全 → 一概には言えない

「インデックスは安全」「アクティブは危険」という二分法は、
実はかなり乱暴な整理です。

市場環境によっては、
アクティブファンドがインデックスを大きく上回る時期もあります。

結論はシンプルで、
どちらか一方ではなく“組み合わせる”発想が合理的 です。


アクティブファンドの常識を疑う

● 常識③:アクティブはリスクが高い → 必ずしもそうではない

「アクティブ=危険」というイメージは根強いですが、
実際には、

ダウンサイドリスクがインデックスより小さいアクティブファンド
も存在します。

一括りに「アクティブ=危険」と決めつけてしまうと、
本来はポートフォリオを安定させてくれる選択肢まで
見落としてしまうことになります。

● 常識④:過去成績が悪い=運用力が低い → 誤解

アクティブファンドの成績は、
運用者の腕だけで決まるわけではありません。

  • 市場環境
  • 金利
  • 為替
  • セクター循環

こうした外部要因に強く影響されます。

“戦略 × 市場環境”の相性 を見ない限り、
本当の評価はできません。


投資信託選びの常識を疑う

● 常識⑤:コストがすべて → 実は“運用方針”が重要

コストは確かに大切ですが、
比較するのは最後で十分です。

  • インデックスなら「どの指数に連動しているか」
  • アクティブなら「どんな戦略で運用しているか」

この “運用方針”の違い の方が、
長期リターンに与える影響ははるかに大きいのです。

● 常識⑥:バランス型は初心者向け → “誰にでも良い”わけではない

「とりあえずバランス型」は、
一見安全そうに見えますが、必ずしも正解ではありません。

市場環境によっては、
期待したほどの分散効果が得られないこともあります。

リスク許容度や目的によって向き不向きが大きく変わるため、
“万人向け”とは言えない のです。


運用資産の常識を疑う

● 常識⑦:銀行預金はインフレに負ける → 文脈次第

「預金はインフレに負ける」という言葉も、
文脈を外すと誤解を生みます。

日本のように長期デフレ傾向が続いた国では、
預金が資産を守るケースも多くありました。

「預金=悪」という短絡的な判断は、
本来の安全資産としての役割を見誤る危険があります。

● 常識⑧:高金利通貨はお得 → 実は価値減少が速いことも

高金利の裏側には、
高インフレがあることが多いものです。

通貨価値が下がるスピードの方が速く、
“高金利=得”という理解は危険な誤解
になりかねません。

● 常識⑨:債券は安全 → 隠れたリスクがある

債券は「安全資産」と言われますが、
金利上昇局面では価格が下落します。

さらに、為替リスクや信用リスクも無視できません。

「債券=絶対に安全」ではなく、
“どういうリスクを持った資産か”を理解したうえで持つ

ことが大切です。

● 常識⑩:株式は初心者には危険 → 実は初心者向けの側面もある

株式は“高リスク”と言われますが、
長期で見れば、最もリターンが安定している資産クラスのひとつです。

経済成長の恩恵を受けやすく、
初心者向けの側面もあると言えます。

“高リスク=危険”ではなく、
“高リスク=高成長の可能性がある”
という理解の方が、実態に近いでしょう。


常識を疑うための静かなチェックリスト

投資の判断に迷ったとき、
この5つをそっと確認してみてください。

【常識を疑うチェックリスト】

  1. その常識は“いつ”生まれたものか?
    古い環境で生まれた知識は、今に当てはまらないことがある。
  2. 誰がその常識を広めているのか?
    販売者・インフルエンサー・メディア…
    立場によって“見える景色”は違います。
  3. データで裏付けられているか?
    感覚ではなく、数字で確認する。
  4. 反対の意見は存在するか?
    両側を見ることで、偏りが減ります。
  5. 自分の目的に本当に合っているか?
    “正しい常識”でも、あなたに合うとは限りません。

この5つを確認するだけで、
投資の判断は驚くほど落ち着いたものになります。


結論|常識を疑い、自分で検証する力を持つ

投資の世界には、
“言われているだけの常識”が数多く存在します。

しかし、その中にはデータで裏付けられていないものや、
すでに時代に合わなくなっているものも少なくありません。

だからこそ、

「なぜそう言われているのか?」
「今の市場環境でも当てはまるのか?」

を、自分の頭で静かに検証していく姿勢が重要です。

常識を疑うことは、
投資リテラシーの第一歩。

静かに、丁寧に、
自分で考える習慣こそが、
長期であなたの資産を守ってくれるのだと思います。

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