注目キーワード

FIREしない理由──会社員という“勝ちパターン”を続ける静かな判断と、2029年までの展望

会社に行きたくない朝が増えてきたけれど、
現実的にはまだ辞められない。

そんな“宙ぶらりん”の状態で生きている人へ

私は、ブラック企業→うつ→派遣→正社員→リストラと、
会社に振り回され続けてきました。

それでも今は、会社員のまま心だけは自由に生きています。

ここでは、
「辞められないけど、これ以上消耗したくない」
そんな人のための、静かな働き方の工夫をまとめています。

FIREできるだけの資産があっても、
「本当に辞めていいのだろうか」と立ち止まる瞬間があります。

SNSでは“早期リタイアこそ正義”のように語られることもありますが、
実際には、踏み切れない理由には静かな根拠があります。

辞めないのは弱さではなく、
むしろ“合理的な判断”であることも多い。

今日は、私がFIREを見送っている理由と、
これからの働き方について、静かに整理してみたいと思います。


目次

生活費を守りながら投資を続けられる「会社員という安心」

会社員でいる最大のメリットは、
生活費と投資資金を完全に分離できることです。

給与がある限り、
生活費は給与でまかない、
投資資産は“触らずに育てる”ことができる。

しかしFIREすると、
生活費=投資資産の取り崩し
という構造になり、
相場が下落したときの精神的負担が一気に増します。

インフレ率以上のリターンを出し続けなければならないプレッシャーは、
判断を狂わせることもある。

FIRE後の“メンタルの揺れ”は、想像以上に大きいのです。


暴落後に辞めたいという自然な心理と、現金比率を高める“守りの構え”

「次の暴落後に辞めたい」という気持ちは、
実はとても自然なものです。

資産が高値圏にある状態でFIREすると、
その後の下落が生活に直結してしまう。

だからこそ、
“暴落をひとつ越えてから辞めたい”という感覚は、
弱さではなく合理的なリスク管理
です。

そして最近、私はその気持ちに合わせるように、
現金比率を意識的に高めています。

調整局面では現金やゴールドが強く、
好調相場では株式比率が有利

このサイクルを理解したうえで、
今は“守り”を厚くしておく時期だと感じています。

さらに──
1年働くごとに、リタイアに必要な資金は確実に減っていきます。
生活費の1年分を給与でまかなえるというだけで、
必要な取り崩し額はその分だけ軽くなる。

この“時間が味方になる構造”も、
急いで辞めない理由のひとつです。

配当再投資も控えめにし、
下落局面で配当株を買い増せるように備える。

いわば、
「暴落に備えながら、次のチャンスを待つ」
そんな静かな構えです。

FIREはどうしても相場のタイミングに影響されます。
だからこそ、
先延ばし=悪ではなく、
“準備を整えるための時間” と捉えるほうが自然です。


働きながら資産を育てる“兼業投資”という強いスタイル

私は、働きながら投資を続けてきました。

給与で生活を守り、
投資で資産を増やす。

この“兼業投資”は、
実はとても強い構造です。

  • 生活は給与で安定
  • 投資は長期で育つ
  • 暴落時も資産を取り崩さない
  • 精神的な余裕がある

この成功パターンを、
あえて壊す必要はありません。

FIRE=必ずしも幸福
ではないのです。


辞めた後にやりたいことは“静かに芽を出している”けれど、まだ育てる時期

FIREは「辞めること」が目的になると、
その後の時間が空白になりやすいと言われます。

ただ、私の場合は少し違います。

田舎に帰って、
家庭菜園の延長のような小さな農業をしながら暮らしたい。

最近は、生成AIを使った小説執筆にも心が動き、
新しい趣味として育てていきたい気持ちもある。

辞めた後にやりたいことは、
すでに静かに芽を出し始めています。

けれど──
その芽はまだ、土の中で育てている途中なのだと思います。

仕事も運用もできていて、
辞める必然性があるわけではない。

だからこそ、
「今ではない」という感覚がどこかに残っている。

大切なのは、
「辞めたい理由」ではなく、
“辞めた後の時間をどう丁寧に使いたいか” という視点。

その輪郭がもう少しはっきりするまでは、
焦らず、ゆっくり育てていく時期なのだと思います。


会社の成熟と実家の状況を見ながら、“2029年まで”に静かに動き出す

私は役職についているわけではありませんが、
専門職としての責任は確かにあります。

まだできて間もない会社だからこそ、
自分の仕事が会社の基盤づくりに直結している感覚もある。

だから、
会社の先行きがもう少し定まるまでは辞めなくてもいいのでは
という思いが、どこかにあります。

一方で、
父が亡くなり、母が一人暮らしになった実家のことも気がかりです。
「いずれは帰らなければ」という思いは、
年々静かに強くなっている。

そしてここでも、
1年働くごとに必要なリタイア資金が減っていく
という事実が、心を少し軽くしてくれます。

「あと1年だけ働く」という選択が、
資金面でも心理面でも、
確実に負担を減らしてくれる。

この2つの気持ちのあいだで揺れながら、
私はひとつの目安を持つようになりました。

“2029年までには辞める方向で動きたい” と。

会社の状況、
自分の気持ち、
相場の環境、
そして実家のこと

それらが自然に整っていくタイミングで、
改めてFIREを検討すればいい。

FIREは“今すぐ決めるもの”ではなく、
未来の選択肢として静かに温めておくものなのだと思います。


まとめ──FIREは“逃げ”ではなく“選択肢”。今は会社員という勝ちパターンを続ける時期

今日のポイントを静かに整理すると──

  • FIREしない理由は、弱さではなく合理性
  • メンタル・戦略・目的の3軸で判断する
  • 今は“整える時期”であり、無理に動く必要はない
  • 実家の状況と会社の成熟を見ながら“2029年まで”で再検討すればいい
  • 1年働くごとに必要資金が減るという“時間の味方”を活かす

FIREは、
逃げでも後退でもありません。

人生の選択肢のひとつ

そして今は、
会社員という“勝ちパターン”を続ける時期なのだと思います。

最新情報をチェックしよう!