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51歳会社員が「辞めたいのに辞められない」本当の理由──実家に帰るまでの静かな葛藤

会社に行きたくない朝が増えてきたけれど、
現実的にはまだ辞められない。

そんな“宙ぶらりん”の状態で生きている人へ

私は、ブラック企業→うつ→派遣→正社員→リストラと、
会社に振り回され続けてきました。

それでも今は、会社員のまま心だけは自由に生きています。

ここでは、
「辞められないけど、これ以上消耗したくない」
そんな人のための、静かな働き方の工夫をまとめています。

「もう実家に帰りたい。でも、まだ辞められない。」
そんな気持ちを抱えたまま、今日も会社へ向かっています。


働かなくても暮らせるだけの運用益が出ている。数字だけ見れば、いつ辞めてもいいはずなのに、なぜか一歩が踏み出せない。

この“宙ぶらりん”の感覚は、誰にでも起こりうるものだと思うんです。


頭ではわかっているのに、心が追いつかない。未来の選択肢が見えているのに、今の生活を手放す勇気が出ない。


今日は、51歳の私が「辞めたいのに辞められない」その静かな葛藤を、正直に書いてみようと思います。

目次

数字だけ見れば、もう働かなくても暮らせる

2025年11月。運用益は 5,657,140円、給与は 698,460円。
単月で、給与の8倍以上の利益が出ました。

1〜11月の累計でも、運用益は給与を大きく上回っています。


30年近く投資を続けてきて、ようやく「働かなくても暮らせるかもしれない」という現実味のあるラインに届きました。

それでも──私はまだ会社を辞めていません。
静岡の実家に帰って、畑で採れた野菜を分け合いながら、ゆるく暮らしたいと思っているのに...


なぜ、踏み切れないのか?

辞められない理由は「弱さ」ではなく、人として自然な感情

辞められない理由は、3つあります。
どれも弱いと言えば弱い。

けれど、同時にとても“人間らしい”理由でもあります。

理由① 実家の建て直しに向き合えていない

実家を建て直すための見積もりを、まだ1社も取れていません。
電話一本で済むことなのに、なぜか手が伸びない。


「忙しいから」「もう少し落ち着いたら」「来月でいいか」そんな言い訳を重ねて、気づけば一年が過ぎていました。

理由② 夫婦そろって20年ペーパードライバー

免許はあるのに、運転はしていない。
「教習所に行こう」と話しながら、気づけば10年が経っていました。


実家に帰るなら車は必須。

でも、運転への不安がずっと残っている。


この小さな不安が、未来の選択を静かに止めてしまうことがあります。

理由③ 会社員という“安定”を手放す怖さ

一番大きいのは、これかもしれません。
会社員でいる限り、給料は毎月振り込まれる。体調を崩しても、しばらくは守られる。


「会社を辞めたら、病気で収入ゼロになるかもしれない...」

そんな不安が、心の奥にずっと残っています。

運用益が十分あっても、“安定を手放す怖さ”は簡単には消えません。
これは、数字だけでは測れない感情の部分です。

理論上は辞められる。でも、心はまだ準備ができていない

数字だけ見れば、もう働かなくても暮らせる。


でも現実には、

見積もりを取れていないこと、運転の不安、安定を手放す怖さ
この3つが、静かに足を止めています。

これは弱さではなく、「生活を変えるときに誰もが抱える自然な揺れ」だと思うんです。

55歳で実家に帰るための“ゆるい逆算”

焦らず、ゆっくり進めるために、55歳までの逆算を置いておきます。

年齢最低ライン本音(言い訳)
52歳2026何もしない「様子見の年でいい」
53歳2027何もしない「まだ時間はある」
54歳2028家の売却査定を1社だけ「来年55歳だから今年はまだ」
55歳2029期末賞与をもらって退職届「賞与だけは受け取りたい」
55歳2029実家建て直しの業者決定「退職してから本気出す」
56歳2029実家移住完了「やっと帰れる」

ゆっくりでいい。

少しずつでいい。


人生の大きな選択は、急がなくても間に合うはず...

まとめ──辞められない自分を責めなくていい

51歳の今、私はまだ辞められていません。
でも、それでいいと思っています。辞める準備は、数字ではなく“心”のほうが時間がかかるからです。

55歳で実家に帰ることは、理論上は十分に間に合う。


だから今は、「見積もりも、運転も、全部あとでいいや」という自分を責めずに、静かに整えていこうと思います。

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