「もう実家に帰りたい。でも、まだ辞められない。」
そんな“宙ぶらりん”の気持ちを抱えたまま働いている人へ
私は、給与より運用益が多くなっても、
それでも会社を辞められずにいます。
弱い理由が3つあって、いまだに踏み切れません。
ここでは、51歳会社員が
「辞めたいのに辞められない」葛藤と、
静岡の実家に帰るまでの道のりを正直に記録しています。

目次
はじめに
「そろそろ辞めてもいいのかもしれない」 そう思いながら、気づけば同じ場所に立ち続けている── そんな感覚を覚えることがあります。
あと少しお金が貯まったら...
この年度が終わったら ...
区切りがついたら...
そうやって、自分の中の“退職の条件”を何度も書き換えてきた人もいるかもしれません。
条件は整ってきているはずなのに、なぜか一歩が出ない。
その理由を自分でも説明できないまま、時間だけが静かに過ぎていく...
もしかすると私たちは、退職の条件を増やし続けることで、 自分を守ろうとしているのかもしれません。
今日は、その“積み増し続ける退職条件”と向き合いながら、 辞めたいのに辞められない理由を、静かに整理してみたいと思います。
退職条件が増えていく現象
「あと500万円貯まったら」 「あと1年だけ」 「このプロジェクトが終わったら」
そんな言葉を、自分の中で何度も繰り返してきました。
気づけば「あと少し」のはずが、 いつの間にか5年も経っていた── そんなこともあります。
これは怠けているわけでも、決断力がないわけでもありません。
ただ、心が“今の場所に留まる理由”を探し続けているだけ...
責める必要はありません。
これは、誰にでも起きる“現象”なのだと自分に言い聞かせています。
なぜ条件を積み増してしまうのか
退職条件が増えていく背景には、 いくつもの“守りたいもの”があります。
- お金への不安
- 将来への漠然とした恐れ
- 失敗したくない気持ち
- 社会保険や保証の安心感
- 家族の状況
- 収入の安定
- 会社員でいることのメリット
こうして並べてみると、 「辞められない」のではなく、 「守りたいものが多い」だけなのだと気づきます。
退職できないのは弱さではありません。
むしろ、現実を丁寧に見ている証拠なのだと思います。
退職条件を整理してみる
一度、退職条件を“棚卸し”してみると、 自分の気持ちが少しだけ整理されます。
■ 絶対に外せない「絶対条件」
- 生活費の確保
- 家族の理解
- 最低限の貯蓄
■ あると安心できる「あったら嬉しい条件」
- 副収入の安定
- 住む場所の確保
- 健康面の安心
■ 実は自分を縛っているだけの「不要な条件」
- 完璧なタイミング
- 誰からも反対されないこと
- 不安がゼロになること
紙に書き出してみると、 「本当に必要なものは何か」が見えてきます。
条件を増やしてきた自分にも、 ちゃんと理由があったのだと気づける瞬間です。
退職は“勇気”ではなく“準備”だと捉え直す
退職は、勇気だけで飛び出すものではありません。
感情だけで決める必要もありません。
焦らず、一歩ずつ整えていく。 その過程そのものが、退職の準備なのだと思います。
「覚悟がないからダメ」ではなく、 「今はまだ途中」というだけのこと...
いま立っている場所にも、 ちゃんと意味があります。
まとめ──積み増してきた条件は、“自分を守るためのサイン”だったのかもしれない
今日の気づきを、静かに3つにまとめると──
- 条件を増やしてきた自分にも、ちゃんと理由があった
- 会社員でいることのメリットは、思っている以上に大きい
- 退職は勇気ではなく、準備とタイミングの問題
「辞めたいのに辞められない」 その揺れは、弱さではありません。
私も同じ場所で揺れています。
一緒に、少しずつ整えていきましょう。