「もう実家に帰りたい。でも、まだ辞められない。」
そんな“宙ぶらりん”の気持ちを抱えたまま働いている人へ
私は、給与より運用益が多くなっても、
それでも会社を辞められずにいます。
弱い理由が3つあって、いまだに踏み切れません。
ここでは、51歳会社員が
「辞めたいのに辞められない」葛藤と、
静岡の実家に帰るまでの道のりを正直に記録しています。
目次
はじめに
父の体調が揺れるようになってから、
日々の小さな変化に、以前より敏感になりました。
良い日もあれば、そうでない日もある...
そのたびに、胸の奥がざわつくような感覚を覚えることがあります。
「このまま離れていていいのだろうか」
そんな思いが、ふとした瞬間に顔を出すようになりました。
父のことを考える中で、
自分が“帰りたい”と感じる理由の核心が、
少しずつ見えてきた気がします。
今日は、その気持ちの根っこを、
静かにたどってみたいと思います。
父の容体が揺れる日々
実家の近所で暮らす妹からの突然の電話...
「今日は少し熱があってね」と母から届く短いメッセージ...
自宅に戻ると、前より少しだけ弱ったように見える父の姿...
そんな日々が続くと、
小さな回復も、小さな後退も、
どちらも心に引っかかるようになります。
「いつ何が起きてもおかしくない」
そんな空気が、家の中に静かに漂っている。
私はその空気を、
どこか他人事のように受け止めていた時期もありました。
でも今は、
その揺れが自分の心にも波紋を広げているのを感じます。
淡々と過ぎていく日々の中で、
父の変化に合わせて、
自分の気持ちも揺れていることに気づきました。
帰りたい気持ちが強まった瞬間
ある日、父がぽつりと言いました。
「お前が来てくれると、家が明るくなるな。」
その言葉が、胸の奥に静かに残りました。
家の匂い...
廊下のきしむ音...
夕方の台所から聞こえる鍋の音...
どれも、昔から変わらないものばかり
その空気の中に身を置いたとき、
「ああ、ここにいたいな」
そんな気持ちが、ふっと湧き上がったんです。
大げさな感情ではなく、
ただ、自然に...
帰りたい気持ちは、
父の言葉や家の空気に触れたとき、
静かに芽生えていったのだと思います。
それでも横浜に戻る自分
それでも私は、
翌日には横浜に戻ります。
仕事がある。
生活がある。
妻との暮らしがある。
「まだ辞められない」
その現実は、いつも変わらずそこにあります。
帰りの新幹線の窓に映る自分の顔は、
どこか疲れていて、
どこか迷っていて、
でも、どこか諦めているようにも見えます。
父のそばにいたい気持ちと、
今の生活を守らなければいけない現実...
その間で揺れる自分を、
責めないことにしました...
きっと、誰でも同じように揺れるのだと思います。
帰りたい気持ちと現実の間で揺れる
帰りたい。
でも、帰れない。
その気持ちのズレは、
日常の中で何度も顔を出します。
ただ、最近は少しだけ考え方が変わってきました。
「今はまだ準備の時期なんだ」
そう思うようにしています。
焦って答えを出す必要はない。
無理に決断しなくてもいい。
父の時間と、
自分の時間と、
家族の時間...
そのすべてを大切にしながら、
ゆっくり整えていけばいいのだと、
そう思えるようになりました。
まとめ──揺れの中にある“静かな答え”
今日の気づきを、3つにまとめると──
- 父の揺れる体調は、自分の心の揺れにもつながっている
- 帰りたい気持ちは、特別な理由ではなく“日々の小さな瞬間”から生まれる
- 現実と感情の間で揺れながら進むことも、ひとつの答えになる
揺れながらでいい。
迷いながらでいい。
その揺れの中に、
自分だけの“静かな答え”があるのだと思います。