サラリーマンとして忙しい毎日を送りながら、「将来のために投資を始めたいけど、毎月いくら投資すればいいのかわからない」と悩んでいませんか?
実は、毎月の投資額を決めるのに役立つ「3つの質問」があります。
この方法なら、無理なく自分に合った金額を見つけられます。今回は、サラリーマン向けにわかりやすく解説します!
目次
ステップ1:借金と貯金をチェックして優先順位を決める
最初に自分の「お金の健康状態」を確認しましょう。
ポイントは、借金(特にクレジットカードや高金利ローン)と現預金のバランスを見ることです。
現預金が少しあるけど、カードの支払いも残ってる…なんてことはないでしょうか?
まずは、緊急時の生活費(3~6ヶ月分)を現預金で確保しましょう。
ただし、高金利の借金があるなら、返済を先に片付けるのが賢明です。
その後、緊急時の生活費の現預金に取り組みましょう。
たとえば、現預金が50万円あるけど、金利10%のカードローンの残高が20万円!
この場合、借金を返済して、現預金を100万円くらいまで増やすのが第一歩です。
その後、投資に取り組みましょう。
ステップ2:iDeCoやNISAをフル活用する
次に、税制優遇のある制度をチェックします。
サラリーマンなら「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「NISA(少額投資非課税制度)」を活用するのがお得です。
iDeCoは、拠出した掛け金が全額所得控除することができます。
60歳までは引き出しができないので、節税しながら、老後資金を準備することができます。
NISAであれば、年360万円(つみたて投資枠:年120万円、成長投資枠:年240万円)まで投資することができ、1800万円までの生涯投資枠が設けられています。
NISAの運用益は、非課税かつ保有資産を売却した翌年には生涯投資枠が復活します。
給料から天引きできる金融機関を選べば、手間はほとんどかかりません。
まずは少額から自分のペースで試してみましょう。
ステップ3:短期と長期の目標に合わせて投資額を決める
最後に、自分の夢や目標を考えてみましょう。
サラリーマン生活の中で、「結婚資金を貯めたい」「子供の学費を準備したい」「老後はゆったり暮らしたい」など、いろんな目標がありますよね。
ポイントは、短期目標(1~3年:旅行、車購入など)と長期目標(10年以上:退職資金)を書き出すことです。
予算配分のコツは、収入から生活費や固定費を引いた「余剰資金」を把握するとともに「50/30/20ルール」(生活費50%、予備費30%、貯蓄・投資20%)を作成してみると簡単です。
たとえば、手取り月収30万円のサラリーマンが「3年後の旅行」と「老後資金」を目標にした場合であれば、次のような計画が立てられます。
30万円の手取りから生活費15万円を引いて15万円が残ります。
次にiDeCoに2万円(ステップ2)、NISAに2万円(ステップ2)、旅行用に2万円の合計6万円が長期目標(老後資金)と短期目標(旅行)に回すことができます。
予備費として、残った9万円は、趣味に使っても良いですし、不測の事態に備えて残しておくのも良いでしょう。
最後に
毎月の投資額は、「借金と貯金の整理」「iDeCoやNISAの活用」「目標設定」の3つの質問で決まります。
サラリーマンならではの強み(安定収入)に加え、税制優遇を活かして、無理なくスタートしましょう。
たとえば、まずはiDeCoで少額拠出を始めて、慣れたらNISAを追加するのもアリ。
早めに始めれば複利効果で老後がラクになります。
あなたなら毎月いくら投資しますか?
今すぐメモに書き出して、未来の自分への第一歩を踏み出してください!