~上昇相場こそ「守り」を忘れない~
株式市場が好調なとき、投資家にとっては気分が高揚しやすいものです。
含み益が増え、投資信託の評価額も右肩上がり。つい「もっと買い増したい」「利益確定したい」といった欲が強くなりがちです。
しかし、好調な相場こそ冷静さが試されます。
ここでは、投資信託と個別株それぞれの「好調時の向き合い方」を整理してみましょう。
目次
投資信託の積み立ては「淡々と継続」
新NISAで投資信託の積み立てをしている方は、相場が好調でも特別な対応は不要です。
- 積立額を増やす必要はない
- 利益確定のために売却する必要もない
積立投資の本質は「時間を味方につけること」
相場が上昇しているときに積立額を増やすと、結果的に高値掴みになりやすく、長期的なリターンを損なう可能性があります。
だからこそ、好調時も下落時も同じように、毎月一定額を淡々と積み立て続けることが大切です。
個別株投資は「利益確定のバランス」を意識
個別株投資の場合は、好調な相場で含み益が膨らむことがあります。
このときの選択肢は大きく2つです。
1. 成長性が高く、業績も堅調な銘柄は保有継続
⇒ 長期的な資産形成の柱になる可能性があるため、安易に売却しない。
2. 一部利益確定で現金余力を確保
⇒ たとえば、300株保有しているなら100株だけ売却し、残りは保有。
⇒ 利益を確定しつつ、次の下落局面に備える。
このように「全部売るか、全部持つか」ではなく、部分的に利益確定する柔軟さが重要です。
好調相場で注意すべき落とし穴
相場が好調なときに陥りやすいのは、以下のような行動です。
- 含み益に安心してフルポジションにしてしまう
- 勢いに乗って割高株を買い増してしまう
- 「もっと儲けたい」という欲で冷静さを失う
こうした行動は、次の下落局面で大きな損失につながりかねません。
好調時こそ「守り」を忘れず、冷静に資産配分を見直すことが大切です。
まとめ:好調時こそ冷静に、守りを意識
| 投資スタイル | 好調相場での対応 | ポイント |
|---|---|---|
| 投資信託 | 積立を淡々と継続 | 高値掴みを避ける |
| 個別株 | 成長株は保有継続 一部利益確定で現金余力確保 | 欲に振り回されない |
| 共通 | 攻めより守りを意識 | 次の下落局面に備える |
相場が好調なときは「攻めるチャンス」と思いがちですが、長期投資の視点ではむしろ冷静さと守りの姿勢が重要です。
利益を一部確定して現金余力を残す、積立投資は淡々と続ける――このシンプルな行動こそが、資産形成を安定させる近道です。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。
投資は自己責任で行ってください。